東京

講演: 株式会社ダブルエル 代表取締役 保手濱 彰人 様

講演: 株式会社ダブルエル 代表取締役 保手濱 彰人 様 : 最新情報(東京) – 異業種交流会501

◆ 日時  2016年2月18日(木) 18:00〜
◆ 会場  ピーアークホールディングス株式会社
セミナールーム
◆ 講師  株式会社ダブルエル
代表取締役 保手濱 彰人 様
〈次第〉
18:00〜18:05 事務局挨拶
18:05〜18:25 株式会社新潟アニメーション
代表取締役社長 後関 健一 氏
18:25〜18:30 休憩
18:30〜19:30 保手濱 様 講演
19:30〜19:50 池田会長 総括
20:00〜21:00 懇親会◆ゲスト講師◆
株式会社ダブルエル 代表取締役 保手濱 彰人 様
http://doublel.co.jp/
【プロフィール】
1984年生まれ。2002年、駒場東邦高校を卒業後、同年、東京大学理科I類に入学。2005年に「東大起業サークルTNK」を設立し、経産省支援のビジネスコンテストにおける最優秀賞獲得の経験などを経て、在学中に起業。TNKは現在でも毎年幾多の学生起業家が生まれる、起業家輩出プラットフォームとして拡大している。その後、複数の事業立ち上げやバイアウトなどの経験を経て、2014年に株式会社ダブルエルを創業。もともとマンガやゲームに関する「オタク」であった資質を活かし、現在は日本のポップカルチャーコンテンツの国際展開を図ることに注力している。【主な業務内容】
日本のポップカルチャーコンテンツのライツマネジメントと世界展開

【サービス紹介】
世界市場を前提としたコンテンツの総合プロデュース事業
〜名作漫画が無料で読み放題のスマホアプリ「漫王」の運営⇒ http://manga-oh.com/
2014 年5月のリリース後、名作漫画を無料で読むことができる点が支持され、現在累計DL数が150万回を突破。
<過去の配信作品>
「まじかる☆タルるートくん」「特命係長 只野仁」「BJ によろしく」等

【設立】 2014年6月4日   【資本金】1億4,821万円(資本準備金含む)
【所在地】〒113-0033 東京都文京区本郷5-25-13 スカイビジョンビル5F(東京大学赤門正面)

【 テーマ】自らの北極星と世界一への道

<起業のきっかけ>
・2005年在学中に「起業」に出会う。これまでは、ベンチャーや起業という事には全く接点がなかったが、本屋で起業に関する書籍を読んで、こんなに面白い世界があったのかと思った。せっかく東大にいるのだから、そこで起業の仲間を集めたりコミュニティーを作れば効率が良いのではと考え、起業サークルTNKを立上げた。今でも続いている。
・経産省が支援しているドリームゲートいう会社のコンテストに出た。勝てば起業家のカバン持ちをして学ぶことができる。そこで優勝することができた。社長のカバン持ちをしている学生を特集するという企画で、ガイアの夜明けに出演。番組の企画自体も、カバン持ちの大学生が、色んな経験をした上で起業するという流れになっていたので、勢いで法人を作った。

<起業当時>
・法人は作ったが、今まではバイトもまともにした事がない。半年ぐらい何をしたら良いか分からず、サークルの仲間たちが去っていった。何も経験は無いが、受験勉強はやってきたので、勉強を教えることができる。また、起業ということを学校では教えてくれなかった。教えてくれたらもっと早くから起業していたはずだ。そこで教育を変えたいと思い、学習塾を始めた。全くお客が来ず最初の3ヶ月くらいはひたすらチラシ配りをした。少しずつお客様が増えて何とか商売になってきた。2005年にTVに出たりしたが、表面的な知名度だけでは意味がなく、商売をするとはそんなに甘いものではない事が分かった。
・塾を3年くらい続け、生徒も100名を超える規模になった。しかし塾の経営では教育を変えるのは難しいと思った。最終的な目標は世界一になること。ベンチャービジネスとして大きくなるのはITだろうと思い、受託開発を受けるようになる。自分の技術を高め技術者を増やした。スマホやそれに付随するゲームなどが普及してきたので、それの事業を始めた。しかし、2012年頃から業界の景気が悪くなった。一緒にプロジェクトをしていた会社の状況が芳しくなくなり、我が社も危機に陥ったが、大型のプロジェクト等で乗り切れた。

<人間として変わった時>
・ビジネスの本質がわかっていなかった。規模が大きくなればそれでいいのだと思っていた。受注に対応できるよう人を増やし、それで満足していた。大人数の組織のトップであれば凄いのだろうと思っていた。この時にかなりの損失を出し、会社の継続が危ぶまれた。周囲からは一度事業を畳んで、またやり直したほうがいいと言われていたが、そういう選択肢は浮かばなかった。もがきながら継続していたら、複数の方から様々な支援をいただくことができた。奇跡に近いようなことが何度も起こり、だいぶ回復する事ができて、また事業を進めることができた。たくさんの人に助けられて今がある。その後いい仲間が集まってくるようになった。色々な事を考えるようになり、学んだ。ここから初めて人間として成長した。どこを目指すかの「北極星」が明確であれば、そこに近づくことができると思う。

<会社・サービス内容>
・弊社は、マンガやゲームアニメなどの知的財産をグローバルにマネージメントする事業を行っている。強みとしては、著名な漫画家との莫大なネットワークと信頼関係があること。まちがいなく日本一だと思う。魅力的なコンテンツを様々な形で扱うことが出来る。こういったものを、企業様にキャンペーンとして活用いただく、または、リメイクをしたりする。権利者との信頼関係があれば、自分たちで権利を扱ってユーザーに色んな形で届けることが可能になる。
・2005年、日本で初めての携帯漫画サイトを立ち上げた。それが今のボードメンバーの一人。携帯の小さい画面で漫画を見ることはないと思われており、当初は全く権利を卸してくれるところがなかったが、そこから泥臭く10年程継続してきたので、強い信頼関係が築け、このような事業を行うことが可能になった。

<これから目指すところ>
・コンテンツ産業をグローバルに見ると年々拡大している。日本のマンガやアニメは全世界で見られているが、グローバルでお金に変えられていない。原因は、「日本人が日本人向けに作る」ことで止まっている事。また、雑誌があって、それに漫画を載せて出版すれば儲かる時代があったので、それ以上の事はしない業界になっていた。過去のコンテンツのマネジメントや、二次収益を初めから上げる機能が存在していない。アメリカの合理的なコンテンツ会社では、1つのキャラクターが累計4000億円を稼ぐこともある。我々はこういったことを日本発でやっている。
・目指す所は、事業面では、ジャパンコンテンツでディズニーランドやユニバーサルスタジオを超えるテーマパークを作りたい。社会面では、大きな不幸を無くし、現代のマザーテレサやガンジーになりたいと思っている。

◆会員プレゼン◆
株式会社新潟アニメーション 代表取締役社長 後関 健一 氏
http://www.niigataanime.com/

【業務内容】
・映像作品の企画、制作  ・映像作品の製作並びに権利保有
・クリエイターの育成、マネージメント並びに権利保護

〜事例紹介〜
(1)TV 『にいがた偉⼈人伝』新潟の偉人を紹介する15分番組(BSN)。そのうちのアニメパートを担当。
放送時間
ラジオ 毎週土曜日 午前11:50〜12:00(再放送 毎週日曜日 午後5:05〜)
テレビ 毎週土曜日 午後4:00 〜 4:15(再放送 隔週日曜 午前5:00〜)
(2)CM『Olive des Olive』
(3)DVD『レッツ新潟小唄』他

【設立】 2014年2月3日         【資本金】650万円

【所在地】
本社・新潟スタジオ
〒951-8065 新潟県新潟市中央区東堀通1番町501-1 パークサイド白山211
東京事業部
〒104-0061 東京都中央区銀座6-12-11 丸泉ビル3F

【ビジョン】
新潟からアニメーションの新たな可能性を世界へ発信していく。
新潟アニメーションは、アニメーションの新たな表現、新たなビジネス、そして新たなクリエイターの働き方を新潟から創り出していきます。

〜懇親会にて〜

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