講演:株式会社ものづくり学校 代表取締役 高山 勝樹 様 : 最新情報 – 異業種交流会501
講演を開催いたしました。(H28.7 .26 )
【会場】 学生総合プラザSTEP
【例会次第】
18:10〜19:10 講演・・・株式会社ものづくり学校
代表取締役 高山 勝樹 様
19:10〜19:20 池田会長あいさつ
19:30〜20:15 懇親会 (STEP 7F「JAZZ」にて)
《講演内容》
今月は、株式会社ものづくり学校
代表取締役 高山 勝樹 様にご講演いただきました。
高山社長
<内容概要>
2004年にそれまで手掛けていた都市再開発事業に嫌気がさし
家具を扱う、株式会社イデーアールプロジェクトと『IID世田谷のもづくり学校』をスタート。
都内初の民間企業による廃校校舎(学校)活用事例となる。
世田谷区へ「産業振興、地域交流、観光拠点」という、ものづくりを軸にした
活用案を提案し、格安の家賃で5年間の定期賃貸借契約をかわした。自動継続ではなく
5年ごとに公募があり(前期も他に5〜10件の申込有)その都度、事業計画書提出
・面談により現在3期目(運営13年目)を迎えている。
しかしながら、ものづくり学校の運営は民間の力だけでは難しい。用途変更や・
条例追加等の規制緩和という行政協力があってこそ成り立っている。
ただし、資金に関しては区からの助成金、補助などはなく独立採算である。
テナント料・レンタル料・プロデュース料から収入を得ている。
『IID世田谷のもづくり学校』には現在、製造業・デザイン業のほか、サービス企画、
製品プロデュース等、様々な分野で活躍する40以上のものづくり事業者が入居している。
そして、ワークショップ、講座・セミナー、展示、フェスティバル等、年間500件以上の
イベントプログラムが行われていて、2015年度来場者数は約6万5千人であった。
また、隣接する小学校へ出張ワークショップをしたり、各イベントの区民割引があったり
と地域コミュニティとの連携も密である。
ものづくり学校は、立地もよく、人も多い、世田谷区だから成り立つのだろう
と言われるが、現在、地方に、『隠岐の島ものづくり学校』と『三条ものづくり学校』がある。
『三条ものづくり学校』は、株式会社ものづくり学校が指定管理者として
運営をしている。多くのクリエイターは三条市ではなく新潟市へいくが
ものづくりが土地に根差している三条は可能性が大きい。『三条ものづくり学校』で
行われた2015年度のイベントプログラムは、食のワークショップ3Dセミナー、
アート展示など約100件であった。
今後も産業のあるところであれば、どんどんものづくり学校をふやしていきたい。
クリエイターやデザイナーと日本伝統の文化を守っている地方の製造事業者や
職人が繋がり、コトが起きていくプラットフォームをつくりたい。
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貴重なご講演ありがとうございました。
※会員へ講演DVDを貸し出しております。
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