新潟

講演:ベジタリア株式会社 代表取締役 小池 聡 様

講演:ベジタリア株式会社 代表取締役 小池 聡 様 : 最新情報 – 異業種交流会501

講演を開催いたしました。(H28.9 .20)

【会場】 学生総合プラザSTEP

【例会次第】
18:10〜19:10     講演・・・ベジタリア株式会社
代表取締役 小池 聡 様
19:10〜19:20     池田会長あいさつ
19:30〜20:15     懇親会 (STEP 7F「JAZZ」にて)

《講演内容》

今月は、ベジタリア株式会社
代表取締役 小池 聡 様にご講演いただきました。
  
小池社長

<内容概要>

1970年後半は日本の景気がよく学生が消費を牽引していた。学生をターゲットとした
アルバイトのようなことをしていたが扱う金額が大きくなりすぎ学生ベンチャーとして
会社を設立。起業したものの経営のことは何も知らなかったので、儲かりはしたが都度、
壁にぶつかり勉強の日々だった。
その後、電通とGEの合弁会社ISIDに入社。1990年代初めに自ら希望し駐在員として
ニューヨークへ。駐在員時代は貴重な経験がたくさんできたが、これからは
“インターネット”だと社長に直談判しネットイヤーグループIncを設立しCEOに就任。
1998年にはMBOで独立。
シリコンバレーでベンチャーキャピタリストとして活動したが、日本のベンチャー環境の
未整備を痛感し日本を元気にしたく帰国。
ネットバブルは崩壊したが投資・育成したITベンチャーで上場した会社も輩出。
次にアジアに注目し中国、ベトナムへも進出。人脈もでき幅広い仕事に取組み
足場を築いていった。しかしリーマンショックの前ぶれ等、試練が多く訪れた。

人生にはバイオリズムがあり調子の悪い時には動かない方がいいと思う。
その時、地に足をつけて取り組める人生後半戦のライフワークを見つけたいと考え
東京大学EMPという社会人向けのビジネススクールに入学した。そこで人は何の
ために働くのか自問自答し「食うために働いている。農業は課題が多いと
言われているがとりあえずやってみよう」とEMP修了後、就農した。イタリアン好きだった
のでイタリア野菜を有機栽培でつくってみたが病気・害虫にやられ全滅。
このような失敗をしたがEMPの担当教官であった難波教授の研究室には
あらゆる植物の病気に関するデータがあった。そのデータをもとに栽培方法を
改善していくと農薬に頼らなくても質のいい野菜ができるようになった。
こうした体験から農業とICTを組み合わせる価値を確信した。
「経験と勘」にのみ頼る農業から、センサーを使って正確にデータ計測し、植物育成に
最適な環境を作る「科学とテクノロジー」で対応していく農業へ。
今の農業は半世紀前から始まった「緑の革命」からほとんど変わっていない。
品種改良・化学肥料・農薬の3点セットによる生産性向上。しかし世界的に人口は
増加していき、耕作地も減っている中、食料問題は喫緊の課題である。
最新の植物科学とテクノロジーを駆使することで農業に新たなイノベーションを生み出し
未来の農業をどう支えていくか考えていきたい。

Right to Challenge,Freedom to Fail
一度しかない人生だから失敗を恐れずやりたい事を思い切りやろう

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貴重なご講演ありがとうございました。

※会員へ講演DVDを貸し出しております。
501ホームページ 会員ページ内”講演ビデオライブラリー”をご覧ください。

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